こんにちは。猫3匹と狭小3階建ハウスに暮らしているまだらです。
注文住宅って、決めなきゃいけないことが沢山あって本当に疲れちゃいますよね。(それが醍醐味でもあるけど)
実際私が家を建てた時も、間取り決めて、キッチン見に行って、クロスに建具にてんやわんや…
いざ、電灯スイッチ決めましょうっていうフェーズでは『もう…なんでもいいです…』という状態。
ぶっちゃけ、こう思ってました。
スイッチなんて、電気が点く部屋の出入り口にあればいいんじゃないの?
甘------い!!!
甘すぎて過去の自分を殴りたいです。
電灯スイッチ、適当~~に設置してしまうと後悔します。
今回は我が家の事例を踏まえながら、より快適な暮らしになる『電灯スイッチ』についてお話ししていきます。
中には、実際に取り入れて良かった「かってにスイッチ」や「アドバンスシリーズ」などをご紹介しますので、検討中の方必見の記事となっております
~この記事を読んで分かること~
・注文住宅における電灯スイッチの適切な配置の考え方
・かってにスイッチを使ってみたリアルな声
・かってにスイッチの使用例
・おしゃれなスイッチ「アドバンスシリーズ」
・調光いるの?いらないの?
①スイッチの位置
早速ですが、結論から述べます。
電灯スイッチを設置しようと思ったときに最も重要なことは・・・
『出入りの動線意識』です。
その部屋に進入する時に点ける動作と、部屋から出ていく時に消す動作。最低でもこの2点をスムーズに行える場所にスイッチを設置しなければなりません。
『出入りの動線』という観点は非常に奥が深く、部屋に入る、という動作だけでも色んな場面が想像できます。
・引き戸なのか、開き戸なのか
・利き手はどちらなのか
・夜にかえってきたときに探しやすい位置にスイッチはあるのか
・大量の荷物を抱えて進入するような部屋なのか・・・など
この様々な「動線シミュレーション」を繰り返し行っておくことで、より快適なスイッチ設置をすることができると考えます。
それでは例として、我が家の2階リビングをお見せします。
このリビングは1階から階段であがってきて、引き戸で左に向かって開きます。
私たち家族は全員(今のところ)右利き。入ってすぐ右に電灯スイッチがあります。
複数のスイッチが設置されています。
夜間は、間違えたりしそうです・・・が、2階リビングの電灯スイッチにはもう一工夫されています。詳しくは後述いたします。
リビングで過ごしたあと、3階の寝室へあがりますが、リビングのメインのダウンライトは、こちらの電灯スイッチでも消すことができます。
わざわざ1階階段側の電灯スイッチまで行かずとも、3階階段近くで消灯することができます。
我が家の2階リビングのように、複数の出入口がある部屋については、各建具(出入り口)付近に電灯スイッチを設置することをおすすめします。
どこから出入りしてもすぐに照明ON・OFFができると便利だね!
出入りが1箇所しかない部屋は?
出入りは1箇所と決まっている部屋であれば、扉をあけてすぐの所にスイッチを設置すれば問題はないですが、「寝室」の場合、枕元に調光スイッチが欲しいという方もいれば、シーリングライトのリモコンを手元におけるようにベッドニッチをつくるというパターンもありますし、寝るときは専用の間接照明をつけたいという方は、部屋全体のあかりを消して、間接照明用のスイッチを寝ながら点灯できるよう設置が必要になりますね。
自分がどんな暮らし・動きをするのかよ~くシミュレーションしてみよう!
②かってにスイッチのすすめ
かってにスイッチをご存知でしょうか。パナソニックさんが出している「自動センサー型スイッチ」です。人の出入りを感知して、その名のとおり、「かってに」照明をONにしてくれます。指定した時間が経過すると、自然にOFFもしてくれるスグレモノです。
かってにスイッチのおすすめ設置箇所をご紹介します。
・玄関(荷物で手がふさがる事が多いため)
・玄関からリビングまでの廊下(我が家でいうと、玄関~2階につづく階段まで)
・WIC(服をしまうのに手がふさがりやすいため)
・シューズクローゼット、収納関係
(物の出し入れが多いところは一々スイッチを押すのが面倒)
・トイレ(消し忘れ防止&猫トイレがある場合も便利!)
我が家は上記全てに、かってにスイッチを採用し、非常に便利に生活させてもらっています(ありがとうございます!パナソニック様)
かってにスイッチの特に気に入っている使い方やポイントを紹介しますね。
玄関からリビングまでの廊下
これは、家から帰ってきて、買い物してきた荷物などをたくさん抱えているところを想像してもらえれば分かりやすいですね。
勝手に電灯が点いてくれれば、そのまままっすぐリビングに向かうことができます。
でも、私がおすすめしたいポイントはそれだけではありません。
リビング直前の電灯が勝手についてくれる=リビングにも明かりが入り込むんです。
夜遅く、陽が落ちてから帰って来たときに真っ暗な部屋で電気を探すのではなく、
廊下などの灯りが勝手についてくれて、扉さえ開けばその光がリビングに入ってくれるので
手が荷物や子どもで塞がっていても、「視界良好」「安全」「リビングのスイッチが押しやすくなる」「荷物を置きやすくなる」「子どもが怖がらない」などのメリット盛りだくさんです。
これが、前述した我が家の2階リビングの電灯スイッチの工夫です。リビング自体の電灯スイッチではなく、手前の廊下や階段の電灯にも注目してみることがポイントです!
また、これは余談ですが、リビングに入る扉を光がわかるガラス窓などのタイプにすると、この恩恵は更に受けやすいです。扉を開ける前から、リビング側の中が見えるので視界良好・安心というのもそうですが、
かってにスイッチによって、人の出入りがすぐに分かるので「あ!パパ帰って来た」などが分かり、個人的に大変気に入っています。
ワンオペ育児の私は、階段の灯りがパッとつくと、パパ来た!って安心します。
シューズクローゼットやWICなど
ここも、物を抱えて出入りすることが多い場所なので「かってにスイッチ」が役に立ちます。
ただ、長時間の作業(衣替えや、収納整理など)の場合は、かってにスイッチは電灯もかってに切れてしまうので、その場合は事前に「連続入」を押しておくとつけっぱなしにすることができます。トイレもそうですね。長時間使用するときは「連続入」が便利です。
トイレ
トイレって、賃貸時代なぜか消し忘れが多くて、よく夫婦で喧嘩をしました・・・(笑)
そこで、勝手に電灯をOFFにしてくれるかってにスイッチにしてみました。
毎日何度も利用する場所なので、スイッチを気にしないですぐに用を足せるのはQOLが上がった気がします。
子どものトイトレや、介護などの面でもスイッチに触れる工程ひとつ減るだけでも便利ですね。
また、我が家の場合トイレットペーパーや、猫のトイレ砂など荷物を持ち込むことも多く、手がふさがりやすいので、勝手に電灯がついてくれて大変助かっています。
・・・という感じで、かってにスイッチ大変重宝しているのですが、ここはなくても良かったかなと思う場所があります。それがこちら
なくても良かった:寝室まわり
寝室まわりの廊下や階段にもかってにスイッチをつけたのですが・・・
トイレなどで起きるときに、すぐに眩しい光がバーン!と点くのでちょっと迷惑(笑)
リビングで寝てしまった子どもを抱えて階段を登るときにも
光バーーン!なので、起きちゃうことも。
今は点かないでほしい!!!
寝室まわりは、かってにスイッチではなく、通常のスイッチで点ける点けないを選択できるようにしておいて、足元に常夜灯を小さくつけておけばちょうどよかったなと思ってます。
でもね、ご安心ください・・・。
かってにスイッチは「切る」や「連続入」モードへの切り替えもできるので、夜の間は「切る」モードにすることで我が家は対策しています。
③アドバンスシリーズでおしゃれに
スイッチといえば、こんな形が一般的ですよね
でも・・・折角の注文住宅。スイッチもおしゃれにしたくないですか?
我が家でも採用した、パナソニックさんの「アドバンスシリーズ」
見た目がスタイリッシュで、インテリアにも馴染みます。質感がマットなのも、オシャレ感アップです。
色も選ぶことができ、「白」はもちろん、「グレー」「ブラック」や「ベージュ」もあるので、クロスの色に合わせてスイッチを設置することが可能。 スイッチだけ浮いてしまう、という問題が解決できるのでオススメです。
さらに・・・!
スイッチのフォルムまで選べちゃいます。
丸みを帯びたタイプと、セレクトプレート(スクエアタイプ)の2種類があります。我が家は丸いタイプです。※色など選べるものが一部異なる場合があります。詳しくは公式ページをご覧下さい。
ちなみに、アドバンスシリーズはコンセント口もありますよ。お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができるのはいいですね。
④調光をリビングにつけよう
最後は調光スイッチについてご紹介します。
そもそも、調光って必要なの?と悩まれる方にぜひお伝えしたい・・・!
結論、リビングには「調光」をぜひ、つけてほしいです。
その理由は、ずばり、
「リビングが最も滞在時間が長いから」です。
寝室って、元々寝ることを想定しているのでシーリングライトをつけたり、間接照明を置いたり、あらかじめ調光できるような状態・あるいは調光せずとも真っ暗にして眠るだけということができるのです。
が、
リビングはテレビを見たり、団らんの場なので活動的なイメージが多くなってしまい、とりあえずダウンライト点けて終了、というパターンに陥りがちです。
先述しましたが、
「リビングが最も滞在時間が長い」のです。
ということは、様々なシーンが想定されるのですね。
・おうち映画を楽しむ
・子どもが寝る前に徐々に明かりを落としておきたい
・寝落ちした人がいる
・勉強や本を読むのに明るさを調整したい
・夜間授乳 などなど
このように、ちょっとだけ暗くしたいという場面って意外と多いです。
中でも我が家で一番活躍している使い方は寝かしつけ。
寝室に行きたがらない、まだ寝たくない!とダダをこねる子どもたちがいるので
寝てほしい1時間前から徐々に明かりを落としていきます。一緒にオルゴールかけたり、絵本を読み始めたり・・・いわゆる、睡眠導入です。これが本当に役立っています。調光ありがとう!
いかがでしょうか?特に、お子さんのいるご家庭であればリビングへの調光器、おすすめします。
ダウンライトの真下で寝っ転がるとね、結構眩しいのよ。
まとめ
電灯スイッチ、とりあえずつければ良い。という考えは危ない・・・!ということは伝わりましたでしょうか。
配置をひとつ間違えただけでも、日々の暮らしが不便になってしまいます。
設計の段階で、生活動線のシミュレーションを繰り返して、どこにスイッチがあれば便利か、どのような光が入ってくれば楽か、光の調整は必要か、検討してみてくださいね。
・出入りの動線でスイッチの位置を決める
(図面に指人形などを置いて実際の動きをやってみると分かりやすいです)
・建具の近く、利き手、高さ、を意識
・かってにスイッチを上手に取り入れる
・オシャレスイッチならアドバンスシリーズ一択!
・リビングには調光器をつけよう
便利な電灯スイッチでQOL爆上がりさせよう!
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