こんにちは。狭小3階建てに暮らしているまだらと申します。
突然ですがみなさん、毎日しっかり眠れていますか?
心地よく眠りに就くことは、健康を維持するのにとっても大切なことですよね。
そして、注文住宅をいざ建てようと思ったときに、キッチンやトイレなど間取りを考えると思いますが
寝室は、どのように決めていますか?また、より機能的な寝室になるような工夫は施されていますでしょうか?
「なんとなく・・・このへんに部屋があれば、寝室になるかな・・・?」
と適当に部屋をポンとだけつくってしまうと・・・もしかしたら、後悔してしまうかも。
そこで、実際に注文住宅で3階建てをつくった我が家が意識した、寝室づくりにおける「注意した点」「ポイント」等について提案していきたいと思います。
特に、「3階建て」という観点、+猫を3匹飼っているので、ペットとの共存も視野にいれた「寝室づくり」についても後程ご紹介していきますね。
早速いくニャ―!
①寝室はどこに配置するか
まず、ポイントをお伝えする前に、3階建てにおける寝室の配置について考えていきましょう。
そもそも3階建てということは、比較的土地が狭く限られているため、3階建てになっていることがほとんどかと思われます。
土地が狭いということは、ワンフロアあたりの面積も狭い。余計なスペースなどない!というのが狭小3階建ての特徴です。
よって、各フロアに必要最低限を配置していくことになりますが、最もよくあるパターン・典型的な例だと
1階:水回り
2階:LDK
3階:寝室
こちらが一般的ではないかと思われます。我が家もこれです。
この配置を前提に、今回のお話しをすすめていきますね。
②寝室と同フロアにトイレを置くか否か
一般的な2階建てのおうちには、各階にトイレが配置されていることが多いですね。計2か所。
そして、3階建てハウスも、基本的にトイレは2か所です。狭小であることがほとんどなので、わざわざ各フロアにトイレを配置することはないと思います。
・・・で、そうなると悩むのが
3階の寝室と同フロアにトイレを置くのか?否か、ということ。
分かりやすく比較するために、下記の2パターンで、メリット・デメリットをまとめてみました。
※最も居座る時間の長いと思われるリビング(2階)には必須でつけるという前提にします。
【3階トイレなし:1・2階にトイレ】
メリット…外出前、帰宅後、お風呂前後、のトイレが同フロア
デメリット…夜中に起きた時のトイレは階段を降りなければならない
【1階にトイレなし:2・3階にトイレ】
メリット…夜中に起きた時のトイレへすぐに行ける
デメリット…出発直前、帰宅時、お風呂前後には2階へあがってトイレに行く必要がある
・・・このようにまとめさせていただきました。
寝室と同フロアにトイレを設置するデメリットは1つしかないですが、1階からトイレがなくなってしまうと、デメリットがかなり多いということが分かります。
結論、3階にトイレはいらない。
というのが私の意見になります。実際我が家は、1・2階にトイレを置いています。
3階ほど高さが出てしまうと、トイレは詰まりやすくなる・施工費用もあがりやすくなるという点でも積極的に採用はし辛いですし、寝る前には2階のトイレに行ってから上へあがれば良いだけだし、毎晩毎晩必ずトイレに起きるか?と言われるとそんなことはないです(私の場合は)
体調不良の場合は、確かに子どもや高齢者などは階段の上り下りは危ないかもしれません。その場合は、確かに不便に感じるかもしれませんが、そのような緊急時は、トイレのある2階リビングで眠るというのもひとつの手です。
私も産褥期は階段ののぼりおりをしたくなかったので、2階リビングに布団を敷いて寝ました。
でもそれって、基本的な話ではなくイレギュラー。
2~3日に1回の夜中の起床のためのトイレよりも、毎日の出勤・おでかけの際の玄関近くのトイレの方が断然重宝するな、と感じました。
また、小さい子どもがいると、帰ってきてすぐ「トイレ~~」お風呂に入ると「トイレ~~~」となるので、1階にトイレがないと、我が家はやってられません。
また、朝ってバタバタしていてトイレ渋滞発生すると思うんですが、そのとき3階にトイレがあっても、そのためだけに3階に行くのって少し勿体ない気がしてしまうんです。
1階にトイレがあれば、水回りがそろっているので朝シャンできたり、化粧できたり、WICで着替えちゃったり、朝の動線的にもいいなと思います。
ということで、3階寝室と同フロアのトイレはいらないというご提案で、いかがでしょうか。
③寝室×ベランダ(バルコニー)はやめておけ
私の実家は、2階建てですが寝室とベランダが隣り合っていて、ベランダから取り込んだ洗濯物をそのまま寝室のタンスにしまう・・・。という動線で家事をしていました。
寝室は6畳ちょっとくらいなので、一般的な部屋の広さかな。と思います。これはこれで、有りです。
しかし・・・
狭小3階建ての寝室はちがう。
前述した通り、無駄なスペースは一切ないのが狭小3階建て。ベランダをつくってしまうと、1部屋がたったの4畳くらいになってしまう寝室もあります。
となると・・・・
それならいっそ、ベランダなしでもいいのでは?
そう、我が家はベランダのない家です。
詳しくはこちらでもご紹介しています↓↓↓
ベランダを作る予定だったスペースをそのまま寝室に延長して、少しでも部屋を広くする。という我が家方式、おすすめですよ!
どうしても天日干ししたい!という方は、2階にベランダを作ったり、1階にサンルームを作ってみたりもありではないでしょうか。
また、以下のような工夫もおすすめです。④にてご紹介します。
④シーツや枕を干せる環境づくり
とはいえ、毎日使う寝具なので気持ちよく干せる環境も整えておきたいですよね。
③でベランダをなくしたので、ベランダの代わりに干せるものを設置していきましょう。
我が家で採用しているのは「pid4M」
洗ったシーツや枕カバーなどはここで充分、干すことが出来ます。
さらに、重ための毛布や子どもの布団などは、寝室の窓外に設置した窓手すりがあるので、そこへ干すこともできます。
⑤ミライカベで可能性は無限大
我が家の3階には寝室(個室)が現在3つあります。
・子ども部屋(仮)・・・約5畳
・パパの仕事部屋(仮)・・・約4.5畳
・現在使っている寝室・・・約9畳
※(仮)となっているのは、現時点で用途が定まっていないため。
私たち家族は、子どもが小学生になるくらいまでは家族みんなで同じ部屋で寝たいと思っています。そして、4人、5人くらいで一緒に寝ると考えると、ある程度寝室は広い方がいい・・・。
と思い、広めの9畳の寝室を確保しました。
第2のリビングみたいで、広々快適です^^
ただ、子どもたちが大きくなったら各々の部屋に分かれていくので、夫婦2人で9畳・・・ちょっと広すぎるかも。
それに、ぶっちゃけ子どもは3人欲しい。願望だけだけど、叶うなら3人目がほしい。
そうすると、部屋数も足りない・・・。
と悩んだときに、思いついた!
そうだ!ミライカベにしよう!
説明しよう!ミライカベとは、
広めのお部屋を将来区切って、別々の部屋にするために
ミライの壁をつくることを想定して、あらかじめ部屋をつくっておくことだよ
もし、いつか3人目が産まれたり・・・夫婦別部屋にしたいってなったり・・・作業部屋が欲しい・・・となってもいいように、今の9畳の寝室は、ミライカベで可能性無限大の部屋にしました。
ミライカベ、とってもおすすめです。
⑥3階寝室は第二のリビングへ
⑤のミライカベのお陰で広く作ることが出来た寝室は、ただ寝るためだけの部屋ではなく、リビングのように過ごせる空間づくりを目指します。
狭小3階建ては、リビングも小さめなことがあります。リビングのテレビでゲームをやっているけど、もう一人は絵本をゆっくり読みたい、YOUTUBEが見たい、などやりたいことが分かれた時に、第二のリビングがあれば、うまく分かれてくつろげます。
休日は、目覚めてもしばらく2階に下りずにグダグダできちゃいます。(トイレには降りないと行けないですけどね(笑)
さあ、そんな夢の寝室のリビング化で、私が最もおすすめしたいのが「おうちシアター」です。
投影機を用いて、映画やTVを寝室で楽しむことが出来ます。
我が家では、「ポップインアラジン」を採用していて、YOUTUBEなどは勿論、アプリを楽しむこともできるので、ゲームをやったり、身長記録するアプリで子どもの成長を記録してみたりと、リビングのようにくつろぎ、遊べる空間となっています。
ポップインアラジンはこちら↓↓↓
ここで、寝室づくりとして重要なのは「投影する壁」をつくっておくことです。
一般的な白い壁であれば、問題はないと思いますが、寝室におしゃれなクロスを貼りたいな~と思っている方は、映像投影用の白い面をひとつ作っておくと便利です。
我が家の寝室も、クロスを楽しんでいますが建築前からポップインアラジンをつけたいと思っていたので、白い面を用意しました。中には、投影専用クロスというのもあるみたいなので、より綺麗に見たいという方はぜひそちらも検討してみてください。
また、今後より寝室のリビング化を進めるために、我が家ではミニ冷蔵庫の設置・子どもの絵本棚の設置等を検討しています。置きたい家具・家電が決まっていれば、そこへ必要になるコンセントなども事前に準備できるので、みなさんも検討しておいて損はないと思います。
⑦ベッドニッチを取り入れる
寝室・ベッドまわりって、意外と物が多くなりがちになりませんか?
私は少なくとも「ティッシュ」「メガネ」「スマホ」は手の届くところに欲しいですし、もっと言えば「読み聞かせを終えた絵本」「ぬいぐるみ」「子どもが見てたタブレット」「おむつ」「おしりふき」「授乳パッド」「目薬」「マスク」「ワイヤレスイヤホン」なんかも置けるスペースが必要です。
でも、限りあるスペースの中で大きい棚は場所を取るので置きたくないし・・・。そもそも、3階に棚を持ち運ぶのも中々大変です。
ということで、おすすめしたいのは「ベッドニッチ」
上記の小物アイテムたちがぜ~~~んぶ、のっちゃいます。寝ながらでも手が届く!
【ベッドニッチを作るコツ】
・置きたいベッドの高さ、位置をしっかり検討してニッチを合わせにいく
→どうしても決まらなければ、とりあえず横長ニッチにしておけば、どこからでも手はとどく!
・コンセントも必ず追加しよう!ニッチ内のコンセントは各種充電に必須
ベッドニッチ、ぜひ採用してみてください。
⑧窓を考える
快適な寝室は、眠ることだけではなく「気持ちよく起きられるか」というのも大切ですよね。
寝室は、陽の光が入りやすい東~南向きの窓を設置することがおすすめです。自然に陽の光が入り、気持ちよく起きることができます。
ただし、ベッドと窓の配置は近くないほうが望ましいです。寒さなどを感じやすいのと、ベッドを踏み台にして窓から子どもが転落する恐れもあります。
3階建ての家は進入口として指定サイズ以上の窓を取り付けなければならず、我が家の寝室はまさにその窓が対象になっています。
本当は小さく作りたかった窓ですが、子どもが踏み台を使えば、届いてしまうようなサイズなので、寝室の窓にはチャイルドロックなど、対策を万全にしていきましょう!
⑨猫と一緒に眠れる寝室づくり
さて、最後に猫ちゃんと一緒に暮らす寝室づくりということで、ご紹介します。
猫は飼い主と同じ空間で眠りたがることが多いので、自由に寝室を行き来できるようにしたいなと考えました。行き来できないと、トイレやごはんなどに行けなくなってしまいます。
そこで用意したのは、寝室の建具に取り付けたペット用の扉です。
猫たちは、ここから自由に寝室の出入りが出来ます。
このペット用の扉がないと、建具を半開きにしておかなければいけなくなり、冷暖房効率がぐんと下がってしまうので、猫ちゃんのいるおうち・これから買う予定のある方には、このペットドアは必須になってくるのではないでしょうか。
もちろん、猫用ベッドも置いています。
おわり
・・・いかがでしたでしょうか?
1つ、部屋をとりあえず作っておけば、寝室になるよね・・・。
という考えは「勿体ないかも」「損してるかも」と少しでも思っていただけたら嬉しいです。
部屋の配置・周りの環境・窓や、ペットとの共存などなど、寝室1つ取っても検討しなければならない要素はたくさんあります。
今回の記事で、皆さまのおうちづくり、そして寝室づくりがより快適に・楽しくなりますようお祈りしております。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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