乳幼児期を過ごす注文住宅の家づくりPOINT

子どもの暮らし/知育

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こんにちは。狭小3階建ての注文住宅に暮らしている、まだらと申します。

注文住宅を建てよう!と思ったきっかけは、人それぞれだと思いますが、

みなさんはどんな理由でしょうか?

私は、「猫3匹がより快適に暮らせる家づくりを目指したい」というのが一つ。

もうひとつは、「子どもたちのための家づくり」でした。

当時、0才だった娘が産まれたとき、1LDKの賃貸に暮らしていて、

育休中の私、娘、猫3匹、在宅勤務の夫。全員が同じ空間にいることが多く、本当に手狭でした。

あたいも赤ちゃんものんびり過ごせたもんじゃ、ありませんニャ。

ということで、子どもと暮らす家づくりを主軸にした我が家の注文住宅計画。

「どんなことを気を付けたか」「家づくりのポイント」「実際に住んでみてこうしたかった」などをまとめてご紹介していきたいと思います。

乳幼児と過ごす家づくり

乳児編

まずは1才を迎えるまでの間、どんなことに留意した家づくりが良いのか、以下にまとめていきます。

寝室を分ける工夫

乳児は生まれてからしばらくは夜間授乳や、夜泣きがあります。

常に家族全員、同じ寝室で寝ることができれば問題ないですが、

夫婦交代でしっかり眠ることや、他兄弟の睡眠の邪魔にならないように考えると

乳児とその他家族が分かれて眠れる環境を、あらかじめ作っておくと安心です。

そんなの、寝室や個室がいくつかあるんだから、そこで分かれて寝ればよくない?

・・・と思いがちですが、単純に部屋を分ければ良いという問題ではありません。

・部屋を分けても、同フロアは結構音が聞こえる(特に狭小住宅だと)

・授乳、調乳、オムツ替えなどで「水」がすぐ使える場所で眠ることが望ましい

といったことも、重要な視点になります。

以上をふまえて、赤ちゃんとの寝室でおすすめなのは・・・

LDKに続く小部屋・和室 です。

リビングに隣接する仕切りのある小さなお部屋ってよくありますよね。

ふすまなどで仕切られれば、夜泣き声が他のフロアにも響きにくいですし、

すぐ目の前がLDKなので調乳なども楽です。

小上がりの和室でもいいと思うのですが、段差は乳幼児にとっては危険なので、フラットに作った方が安心です。

ちなみに我が家は狭小住宅すぎて、LDKと隣接する部屋は作ることはできませんでした。

縦長のLDKにそのまま布団を置いて、私と赤ちゃんと一緒に寝ています。

仕切りのある隣接部屋があれば、おもちゃとかもぽいぽい置けたんだけどなぁ・・・。

キッチンのコンセント

続いてはキッチンの一工夫。

乳児期に乗り越えなきゃいけない壁はいくつもありますが・・・

その中でも『離乳食』問題は切っても切り離せません。

すりつぶして、刻んで、あの苦行は二度としたくない・・・。

離乳食を少しでも手作りしようと考えるのであれば、絶対におすすめしたいのが

ブレンダ―です。

離乳食期はこれのお陰で乗り越えられたと言っても過言ではありません。

離乳食が終わったあとも、たまねぎのみじん切りや、ジュース作りなどで活躍してくれています。

そして、ここからがポイント!

ブレンダ―使うためのコンセントを必ず作ること!

腰壁のあるキッチンなら腰壁に、

腰壁のないキッチンなら、手元で使えるタイプがおすすめです。

我が家のリクシルASキッチンはオプションで手元にコンセントを設置できたので、お願いしました。

カップボードは他の家電でパンパンなので、狭小住宅なら、作業台側にもコンセントつけましょう!

我が家のおすすめハンドブレンダ―はこちらです。

https://amzn.to/3T61YQa

キッチンに立ち入らせない

そのうちずり這いや、ハイハイを始める赤ちゃん。

作業中のキッチンには、立ち入ってほしくないですよね。

ということで設計のポイント!

ベビーゲートを取り付けられるように設計する

基本的に、ベビーゲートを取り付けるには両サイドに柱や壁が必要になります。

キッチンに立ち入らせないための動線上に、ゲートを置くことが出来る壁があるか、チェックしてみてください。

ベビーサークルという手もあるけど、狭小住宅ならベビーゲートを付けた方がスマート!

幼児期

それでは幼児期編に入っていきたいと思います。

建具ロック

仕事部屋や、玄関ホールへ続く建具など・・・

子どもに1人で立ち入ってほしくない場所って、結構ありますよね。

そういう時には、建具に「鍵をかけちゃいましょう」。

手前、奥どちらの建具にも鍵がついている

我が家には、1階へ続く階段と、3階へ向かう階段の手前にはそれぞれ建具を設置し、

鍵をかけられるようにしました。子ども1人で階段を上り下りさせたくない、というのも勿論ですが、

幼児期になると自分で扉を開けられるようになり、閉め忘れ、そのまま放置・・・。なんてこともあります。

この時一番こわいのは、ペットの脱走や、小さな下の子(赤ちゃんなど)が階段から誤って転落することです。

幼児期の間は、鍵がかけられる建具はマストだと思います。

WICには子どもサイズを

WICを作られる場合におすすめしたいのは、

子ども自身で服をかけたり、取り出すことのできる高さのバーや、棚を設けることです。

幼児期に重要な自分でやる・できるという経験をさせるためには、それらが達成しやすい環境づくりを事前に行っておくことが大切です。

WIC
子どもにも届く可動棚
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保育園の登園リュック置き場や、ハンカチ・エプロン棚なんかも置けたら最高!

コンセント位置の工夫

コンセントって、「これでもか!」ってくらい、つけたほうが良い。というのは、家づくりをする中でよく耳にしますが・・・

子どもと暮らす家づくりにおいて更に重要なのは、

「高い位置にコンセントをつくる」ことです。

スマホやPC、タブレットなどの大切なものを子どもの手の届く所で充電するのは、あまり好ましくありません。

我が家では、ニッチ内コンセントや、造作棚上のコンセントをつくったので、子どもに触られる心配なく、充電することができています。

中央左、棚上コンセント
ニッチ中段にコンセント

トイトレに備える

幼児期に抱えやすい悩み、それが「トイトレ」。

時期も、進め方も、子によるので、どれが正解というのはないと思うのですが

家づくりにおいては、「どんなトイトレスタイルでも対応できる」ように準備をしておけると安心ですよね。

具体的に考慮しなければならない点としては・・・

①トイレの踏み台を置きっぱなしにしても問題ない、十分なスペース確保が必要

②踏み台を折畳式にする場合は、立てかけ・壁掛けのスペースをつくる

③パンツの替えやオムツを置く棚をトイレ内に用意するか、置くならどこへ置くか

④おまるはどこに置くか、壁掛けにするか

⑤親が子を抱っこしてトイレに座らせたり、一緒に見守れるスペースがあるか

⑥トイレタンク上部の手洗い器は、子どもには届かない・トイレ内の小型手洗い器は基本的に小さく、子どもには操作しづらかったり、濡らされてしまう可能性も。→トイレの外に独立洗面台が好ましい

・・・といった点です。これらを踏まえると、最低限必要な広さや収納などが見えてきますね。

我が家のトイレはまず、高さを最大限活かした収納をつくり、オムツなどをたっぷりしまえるようにしています。

天井めいっぱいまで収納

トイレの両サイドはすぐ壁になってしまっていますが、

手前側が大人1人分は十分入り込めるスペースになっているので、子どものフォローもできます。

手前側は余裕あり

また、手洗いは、トイレを出てすぐの独立洗面台を使用しています。手洗い器をトイレ内に置くと圧迫感があり、掃除も面倒なので、このスタイルにして良かったと思っています。

トイレの真横に独立洗面台

まとめ

乳幼児期の子どもと一緒に暮らすための家づくり、様々な観点で設計やオプションを考えなければならないことが見えてきました。

乳幼児の生活にとって気を付けなければいけないことをまとめると、

・安全性を高める(転落・はさまれ・誤飲などのリスクを減らす)

・自分でできる環境を整備する

トイレ回りや、着替え(WIC)など生活に必要な部分で、子どもにも積極的に触れてほしい部分は、

子どもの目線になってその使い勝手を良くしていきましょう。

以上のことを踏まえ、子どもと過ごす家づくり、楽しんで作られてください^^

余裕があればハンモックなどの遊びも取り入れてみるのもオススメ!

それではまた!

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