ベランダなし3階建ての実態

家づくり

こんにちは♪ 狭小3階建てに住んでいます「まだら」と申します。

みなさんのお宅には「ベランダ」はありますか?(バルコニー含みます)

あるある・・・。という方がきっと大多数のはず。

これからお家を建てられるそこのあなた

だからといって、当たり前のように「ベランダ」をつくろうとしていませんか・・・?

そのベランダ、本当に必要ですか・・・?

というのが、今回のテーマになります。

狭小3階建ての我が家には「ベランダ」がありません。

基本的にはどの家にもベランダやバルコニーがあって、そこで洗濯物を干す・・・。

というのが一般的ではないでしょうか。

ではなぜ、我が家はベランダがないのか。そして、実際の暮らしはどうなのか。ということをお伝えしていきたいと思います。

ベランダはあって当たり前?

そもそも我が家も、当初はベランダを作る気満々でした。

というか、ベランダはあって当たり前。という感覚でした。

しかも我が家が家づくりを始めたのが2021年春頃で、コロナ禍も大ピーク。

外出機会も以前より減った当時は、「ベランピング」がブームを起こしていて、なんとくベランダ・・・いいな・・・ベランダで酒のみたい・・・なんて思っていました。

まだら
まだら

いままで住んだ家には必ずベランダがあったし、なくすなんて発想なかったよ。

当然のように存在するベランダを「なくす」って、勇気がいりますよね。

ではなぜ、ベランダをなくしたのか。まずはその経緯をお話しします。

ベランダをなくした理由

ベランダの配置を考えてみた

まず、土地候補を決めた時に設計段階でベランダをどこに配置するか検討しました。

我が家は3階建て

各フロアの配置としては、1階水回り・2階リビング・3階子ども部屋&寝室になります。

ベランダを置くなら

①リビングを削って2階につくる  か

②3階の寝室ゾーンを削ってつくる

という2案になりました・・・が、

①は即却下!! 

広いリビングはマストで欲しかったので、リビングを削るだなんて言語道断。夫婦そろって①案はすぐさま消えました。

ということで、②3階の寝室ゾーンにベランダをつくる という案で進める方向になりました。

※今回我が家では屋根なしを想定していたので正確にはベランダではなく「バルコニー」となりますが、呼び方を統一させるために「ベランダ」表記とさせていただきます。

それでは早速、提案された実際の図面と一緒に見ていきましょう。

こちらが初期のベランダアリの3階の図面案です。

ざっくりですが、確か3畳くらいのベランダが作れるイメージでした。

特別広くはないですが、洗濯物を干したり、子どもとシャボン玉やったり、少し遊ぶ分にはちょうど良いかな~なんて思っていました。

しかし、ここで問題が発生したのです。

セットバック問題

土地についてHM(ハウスメーカー)側で色々調べてもらうと、今回の選んだ土地は道路幅確保のため、セットバックが必要になるとのこと。

土地めいっぱいに建物を建てることができなくなってしまったのです。

具体的に言うと、先ほどお見せした図面の左側が削られてしまったのです。子ども部屋・バルコニーが縦半分弱ほどなくなってしまいました。

そうなるともはや子ども部屋は子ども部屋ではなく、物置レベルになってしまう懸念が・・・。

土地を変更することもできましたが、立地やその他条件を非常に気に入っていたのと、私の復職タイミングまでには引っ越しを終えたかったこともあり、土地は変更せず、そのまま契約しました。

・・・で、ベランダはどうしたかと言うと

まだら
まだら

もうそれならいっそのことベランダをなくして、子ども部屋をしっかり確保しよう。

ということで、ベランダ(バルコニー)を思い切ってなしにし、子ども部屋の確保を優先することになりました。(図面のベランダ部分が全て子ども部屋になって、元の子ども部屋とくっついて縦長約5畳の子ども部屋にしました)

・・・というわけで、我が家のベランダがなくなった理由は「セットバック」でした。

成り行きとしてベランダがなくなってしまったわけですが、

実はこれが

結果的に「大成功」だったのです。

なぜ、ベランダをなくして良かったのか、生活の実態を踏まえ下記の通りお伝えしていきます。

ベランダをなくしたメリットと対策

家事が時短になって大成功

ベランダ(バルコニー)がなくなったことにより日常的な天日干しはほぼできなくなるため、我が家は初の乾燥機能付きドラム式洗濯機を採用しました。

産まれて初めて使いましたが、乾燥までしてくれるので干す手間・取り込む手間が省けて最強の時短になってくれています。

子どもがいて、共働きだと少しでも家事の時間は減らしたいのが本音ですし、

もしこのままベランダをつくっていたら、1階の洗濯場から3階のベランダまで洗濯物を毎日運ばなきゃいけなかったのか・・・!?と思うとゾッとします。

まだら
まだら

もうドラム式洗濯機手放せないよ~!

例え、ベランダがあったとしても、早かれ遅かれドラム式洗濯機を購入していたんだろうなぁと考え、それなら最初からベランダをなくして子ども部屋に充てられたのは大成功だったと思います。

ただし、ドラム式洗濯機が全ての洗濯をカバーできるとは限りませんので、以下の通り注意点をご紹介しておきますね。

注意:ドラム式洗濯機だけに頼る家づくりはOUT!

洗濯が大嫌いな筆者ですが、洗濯物の中には「乾燥機能は使わないでください」っていう物たちがいらっしゃるんですよ。

まだら
まだら

乾燥機不可の洗濯物って意外と多いのでびっくりしました。

もうまとめて全て乾燥機まで回してしまいたい所なのですが、どうもそうはいかないようなので、「洗いだけ洗濯機(or手洗い)でやって、干す作業は別途行う」可能性も考慮して家づくりを行わなければなりません。

そこで、我が家ではドラム式洗濯機以外の干場をいくつか設けてみました。参考になればと思いますので、一緒にご紹介しますね。

ドラム式洗濯機以外の干し場

①浴室乾燥機

浴室乾燥機があれば、とにかくてっとり早いです。だいたい洗濯機の横はお風呂場だと思うので動線的にもバッチリ。確実に乾きます。

子どもがおねしょする年齢になったのですが(絶賛トイトレ中)防水シーツとかって、乾燥機NGなんです。

なので、洗濯だけまわして、真横の浴室乾燥機で乾かしちゃいます。

電気代はそこそこかかるので、できれば急いでしっかり乾かしたい時とか、緊急時で使いたいところですが、あればやっぱり便利です。

②簡易物干し(Pid4M)

我が家の脱衣所にはこちらの森田アルミ工業さんの「Pid4M」を取り付けました。

こちらは中に物干し用のワイヤーが格納されていて、使わない時はしまっておくことができます。

他にもホシ姫サマなんかも検討したのですが、出し入れの操作性が面倒だなと思ったのと、見た目もちょっと目立ってしまうと感じたため、個人的にはPid4Mが気に入りました。

Pid4Mは、使ったばかりのバスタオルを一時的に干しておくのにとても便利です。

また、オシャレ着(そんなものはうちにはないけど)などを手洗いしたあと、ここに干して、下からサーキュレーターであてても良いですよね。

我が家はサーキュレーター大変重宝しているので、サーキュレーター用ニッチというか、専用の置き場を作りました。脱衣所はそんなに広くないので、サーキュレーターが効率よく働いてくれて、よく乾くんですよね。このやり方はかなりおすすめです。

こちらのサーキュレーターです↓↓↓

Bitly

念のためPid4Mのデメリットもお伝えしておくと、一度に大量のものはかけられないことですね。割とすぐ重量オーバーになります。(最大荷重は10㎏だそうです。感覚的には10㎏も乗らない気がします)

なので、乾燥機にはかけられなかった一部のものを干す、という場合が適切ですね。我が家にはピッタリでした。

とにかくPid4Mは場所取らないし、ワイヤーしまっておけばスッキリオシャレだし、通常のベランダがあるご家庭にも雨期などに活躍できると思うのでオススメです!

③寝室にもPid4M

今ご紹介したPid4Mですが、寝室にも設けています。

洗濯は1階で行うのに、何故わざわざ3階の寝室につけたかと言うと・・・

「寝具を干すため」です。

枕やかけ布団って、毎日洗うことはなくても、ちょっとファブリーズとかして、室内干ししておきたいみたいなことありませんか?

そんな、1階の洗濯を回すほどではないのだけど、ちょっと干しておきたい。という時に寝室の物干しは活躍してくれます。

3階は陽がよく入るので、外干ししなくても、入って来る陽に当てながらお布団を干しています。

Pid4Mはこちら↓↓↓

Homeme 室内物干し 耐荷重20kg 壁掛け 物干しワイヤー 全長4.2M 自由伸縮可能 スローリカバリー 隠し物干し用ロープ SUS304ステンレス 防水 防錆 穴開け必要
商品名:室内洗濯物干しワイヤー 素材:ABSと304ステンレススチール カラー:ホワイト デザイン:シングルワイヤー/ダブルワイヤー 最高荷重:約30kg ワイヤーの長さ:最大 約4.2m 使用上のご注意: ①最高荷重以上のものを掛けないでください。ワイヤーが重さに耐えきれず。 壁や製品に損傷を与える可能性があります...

④ルシアス 窓手すり

先述では、外干ししなくても十分というお話をしましたが、

お天気が良い日・・・。お布団くらいは天日干ししたいな、と思うかもしれないと考えた我が家は

ベランダがなくても外干しできる物を探しました。

そして出会ったのがこちら

YKKさんの「ルシアス 窓手すり」です

本来は窓辺の装飾として取り入れられるものなのですが、軽い布団をひっかけるにもちょうどよく、

どうしても天日干ししたいな、というときは時々窓手すりを活用しています。

(※こちらは公式の正しい使い方ではないので、ご注意ください)

天気が良くない時は、先ほどのPid4Mや布団乾燥機も活躍してくれます。

窓手すりは、あれば嬉しい。くらいの感覚です。

⑤ガレージに物干しを設置

そもそものお話しで恐縮なのですが、我が家には庭がありません。

狭小3階建てには割とあるあるだと思いますが、1階部分がビルトインガレージになっていて、

車・自転車を置くのに精いっぱい。庭?人工芝?ナニソレ状態です。

広いお庭があれば、1階の脱衣場から外にでて、物干し竿で洗濯物を干すこともできたでしょう・・・

が、しかしそんなスペースはないのです。

それでも、先ほどの窓手すり同様、何かしらの理由で外に干したくなる可能性というものを考慮し、

こちらのタイプの「物干し金物」をガレージの壁に取り付けてもらいました。

壁付け物干金物 ナガエ 楽・楽アーム NKE-50J 1セット2本いり スイング収納式 (ステンカラー)
壁付け物干金物 ナガエ 楽・楽アーム 1セット2本いり 縦収納式 【楽・楽アーム】は集合住宅、戸建住宅を問わずバルコニースペースに取り付けられる物干し金物。 アームを折りたためるので、スペースをとりません。 材質/アルミダイキャスト アクリル焼付け塗装 寸法/壁面からの最大出幅:510mm スイング収納時最小出幅:51...

実際、これがなかなか活用できまして、

・子どものぬいぐるみをオキシ漬けしたあとに、専用ネットでぶらさげる

・靴を干す

・使ったレジャーシートを外水栓で洗ってその場で干す

・物干し竿に布をかけて目隠し代わりにし、ガレージでプール遊びをする・・・などなど

このあたりで活躍してくれました!

外でちょっと「干したいな」という場面はやはり多少なりとも出てくるので、

庭がない場合でも、ガレージに物干し金物をつけてみてもいいかもしれません。

我が家はつけてよかったと思っています。

邪魔になったら、パタンと折りたためますし、見た目もスッキリです。

・・・いかがでしたか?以上がドラム式洗濯機以外の干し場になります。

これらを用意してみた我が家は、実際洗濯に関してはなんの不満もありません。むしろ時短になって快適。ぜひ、ベランダ・バルコニーがなくなることで洗濯不安だな・・・。と思っている方はこれらを参考に家づくりしていただければ幸いです。

まだら
まだら

ちなみに、洗濯は乾いたものをしまうまでが洗濯なので、我が家は家族全員分の衣類をしまえるWICを脱衣所(洗濯場)の真横に作って、しまう動線までスッキリさせたよ!せっかく乾燥まで1階で完結しているのに、3階の各部屋に服をしまいに行くのは勿体ないからね。

それでは、洗濯に関する不安は解消されたので、

洗濯以外にベランダをなくして良かった!と思う利点をご紹介しますね。

ベランダをなくして良かったこと

①掃除が楽!

アパート時代は当たり前のようにあったベランダですが、

年末の大掃除はいやになっちゃうくらい汚れがたまるんですよね・・・。

あの面倒なベランダ掃除、一生なくなります(笑)ベランダ掃除ないだけでもありがたいです。

②虫とのエンカウントが減る

前のアパートはベランダによくセミが入り込んでそのままお亡くなりになっていたりして、主人とよくどっちがこのセミ捨てるかってぎゃーぎゃー騒いでいたこともありました。

また、地域にもよるとは思いますが、洗濯を干せばカメムシがついてきたり・・・。

ベランダは開け閉めが多いので、その間に蚊が入り込んできちゃったり・・・。

虫嫌いには少しでも、虫とのエンカウントを減らせるのであればそれに越したことはありません。

虫嫌いさん、ベランダなくしてみませんか?^^

うちの虫の大きな侵入口は、ほぼ玄関のみなのでこちらのくまさん型バルサンをぶらさげてます。可愛い。

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③花粉・PM2.5・黄砂・排気ガス対策になる

外にあふれている有害物質たちをシャットアウトするにも、ベランダ無しは最適です。

またまた洗濯物の話になってしまいますが、私は花粉症なので、シーズンは部屋干し一択です。そうなると、ベランダはますます不要になってきます。

その他有害物質も小さな子どもやペットがいると気になるので、やはりベランダはなくて正解だったなと思います。

④メンテナンス費用削減

ベランダもやはり定期的なメンテナンスが必要になります。

特に外にさらされ、雨風、紫外線などで傷みも早いと思われます。

雨漏りなどを引きこ起こさないためにも、防水対策メンテナンスは必要経費になってしまいます。

が、ベランダがなければその費用も当然不要になるので、無駄な出費をひとつ減らすことができました。

⑤転落防止対策

ベランダに出られるということは、子どもの転落防止対策をしっかり行わなければならないということです。

もちろん、しっかり対策ができていれば問題はありませんが、

そもそもベランダがないのであれば、転落リスクを大きくなくすことができるので一つの安心材料ではあります。

また、我が家には猫が3匹おりまして、アパート時代は洗濯物を干しているスキにベランダに出て、脱走しようとしたことが数回ありました。(あれは肝がひえた・・・)

ペットの脱走防止、安全対策という意味でもベランダはなくてよかったなと思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ベランダ(バルコニー)をなくすことによるメリットは十分お伝えできたと思います。

一番の懸念点である洗濯物についても、ドラム乾燥機や、幹太くんなどを用意して、イレギュラーな干し場を検討しておくだけで、ストレスなしに洗濯することができます。

メンテナンス費もかからない、掃除手間がなくなる、良いことづくめなのでは・・・?と思ってしまいます。

もちろん、インナーバルコニーなどで広々とおうちピクニックしたり、おうちガーデニングしたり、BBQしたり・・・そんな生活も憧れますが、狭小3階建てとしてはベランダなしが最適解だったなと強く実感しています。

これからお家を建てられる方、3階建ての方は勿論、そうでない方も「ベランダなし」

ぜひ一度検討してみくださいね。

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