こんにちは。狭小3階建てに猫3匹と一緒に暮らしている、まだらと申します。
我が家は注文住宅なのですが、注文住宅にした理由の内の1つに「猫と快適に暮らす」というものがありました。
猫との暮らしに関連する記事はこちらもあわせてご覧ください。
そして、猫(ペット)と暮らす上で考えなければならないこと・・・
・トイレの置き場
・寝床スペースなど、色々ありますが・・・
やはり、命に直結するこれも、しっかり考えていかなければならないと思います。
それが、
<防災>です。私たち人間の防災対策は当たり前のように行われていますが、
それでは、猫に向けた防災対策ってどうすればいいの?
注文住宅・設計の段階でできることは?という疑問が浮かびます。
そこで、猫3匹と暮らす我が家の防災・家づくりのポイントについてお話ししていきたいと思います。
~この記事でわかること~
・災害時の猫の行動予測やリスク
・猫のための防災(注文住宅としてできること)
・猫のための防災(賃貸や、建築済みのおうちでもできること)
それでは早速いきましょう!
地震が起こったら・・・
いつ、大きな地震が起こってもおかしくない日本ですが、
いざ本当に地震がきたら
猫たちはどうなるのでしょうか。
隠れてしまう
普段経験しないような激しい揺れを感じると、人間だって怖いのだから、猫も当然こわくなります。
個体差はありますが、危険から逃れるように身を隠す猫もいることでしょう。
この時、いつも通りの慣れた寝床などに隠れてくれればいいのですが・・・
地震により物が落下し、家具が倒れてきて、家の中がめちゃくちゃになってしまうと
「猫がどこに隠れたかわからない」「呼んでも出てこない」「探せない」
という事態に陥る可能性がでてきてしまいます。
こうなってしまわないために、普段からできる「家づくり(部屋づくり)」のポイントをお伝えします。
対策①猫が普段過ごす場所を決めておく
猫が家中どこでも自由に散策できるのって、猫のストレス解消にもなったり、メリットもあるのですが
「災害」という視点から考えると、「どこに行ってしまったかわからなくなる」という最悪のケースにつながりかねません。
可能であればメインで過ごす場所(寝床)と、食事(&水)、排せつ(トイレ)の主な3か所くらいに絞って、生活拠点をつくっておくと安心です。
注文住宅であれば、あらかじめ猫のためのスペース・部屋を設計しておくのがベストだと思います。
賃貸のおうちでも、「部屋」のようなハッキリした区画分けまでいかずとも、普段から決まった安心できる寝床をつくっておくだけでも良いと思います。
我が家では現在、3階の1室を猫専用部屋にしており、3匹とも1日のほとんどを同じ室内で過ごしています。ごはん、水、トイレ、甘えたい時には2階におりてくる感じです。
猫専用ベッドも置いてあるから、だいたい居場所は飼い主も把握できる!
対策②寝床のまわりに家具を置かない
猫の寝床まわりには、倒れてくる危険のある家具や物を置かないようにしましょう。
どうしても置かねばならない場合には、転倒防止突っ張り棒や、ひっつき虫などの対策グッズを活用して、猫たちが物に埋もれないように留意します。
対策③猫用バッグは猫たちのそばにおいておく
猫を病院などに連れていくときに使う「猫用バッグ」。
いざ、猫を連れて避難しよう!と思ったときに、普段使う頻度が少ないせいか・・・
近くにない!取り出しにくい!
どこにしまったっけにゃ?
なんてことになりかねない!
猫バッグを探しいてる間にも、猫たちは違う場所へ隠れてしまう可能性もあるので、
地震が起こった際には、すぐに連れていけるように、猫バッグは猫たちの普段いるスペースの近くに置いておくことが安心。
また、猫バッグはそもそも嫌い・・・!という猫ちゃんたちも多いと思うので、普段から近くにカバンを置いておくことで「慣れさせる」「すんなり入ってもらう練習」という意味合いでも、近くに置いておくことはオススメです。
脱走してしまう
先述した「隠れてしまう」という状況も、もちろん後々の怪我などに繋がるので看過することはできないのですが、まだ、家の中にいてくれれば探しようがありますよね。
でも、もしも、家の外へと出て行ってしまったら・・・!?
そんなこと考えるだけで耐えられない!
そうならないために、少しでもできることをご紹介します。
玄関は二重扉
猫が一番外へ飛び出てしまう場所は、やはり玄関扉からではないでしょうか。
普段は気を付けていても、有事の際は「家族のこと」「荷物のこと」などで頭がいっぱいになり、準備に手間取ったりして、つい、扉を開ける時間が長くなって・・・脱走。という可能性もあります。
犬は簡易的なサークルや柵で脱走防止対策をすることができることもある中、猫はジャンプ力があるため、一部の種類を除きほぼ不可能です。
そこで、注文住宅ならではの対策としてご提案したいのが
「二重扉」!
通常の玄関扉を開くと、玄関ホールがあります。その玄関ホールからリビングなどが直結するのではなく、1枚建具を挟みます。
猫たちの居住する空間と玄関ホールを建具でしっかりと仕切ることで、脱走防止に一役かってくれます。
そして更に!念には念をいれて・・・。
我が家は3階建てなのですが、玄関ホールの建具の先、1階フロアは水回りのみとなっていて、
2階に続く階段をあがると
またもや建具。
そうなのです。そもそも我が家は1階スペースに猫を立ち入らせていません。
扉としては玄関ドア含め、3枚に守られている状態です。
これにより、玄関からの脱走はほぼなく、安心といえるのではないでしょうか。
建物の倒壊などによる脱走
脱走してしまうのは、玄関からだけではありません。
地震が起これば、倒壊の可能性もありますし、倒壊までいかなくとも窓が割れたり、建具が歪んだりしてその隙間から小さな猫は簡単に脱走してしまうことも考慮しなくてはなりません。
外に出てしまった猫はGPS付きの首輪などを用いて、少しでも探す手がかりになるものを持っておくと安心です。
特に首輪は、普段からつけて慣らしておきましょう。地震のときだけ付けるわけにはいかないので、事前に準備をしておく必要があります。
GPS付きの首輪はこちら
食料のストック
災害に直面すると、インフラがとまり、交通も乱れ、まずやはり「人命」が最優先されてしまいます。
ようやく届く救援物資も、当たり前ですが人間の食料・水ばかりとなります。
こうした時に大事な猫の食料を確保できるのは、他でもない私たち飼い主しかいません。
我が家では、猫のエサは定期便で箱買いをしています。
定期便にすればお得に買い物もできるのでおすすめです。
そして、このような災害対策品、ローリングストックと呼ばれるもの、私たち人間の防災グッズなどもあわさると、意外と多いなと実感します。
家に住んでから、これらの置き場に困るのはもったいないので、
広めのパントリーや、収納部屋を家づくりの段階で盛り込んでおき、建築すると安心です。
我が家の収納はこちら
この玄関収納内に、猫のエサや爪とぎ、防災リュックなどがそろっています。
詳しくはこちらでも紹介しています。
https://madara-house.com/狭小玄関の収納徹底解剖!~コレ置いてます~/
まとめ
いつ、どこで起こるか分からない地震。
優先順位が下がってしまいがちなペットも、私たちの大切な家族です。
家を建てられる方には、猫の居場所や安全な動線をぜひ設計に組んでいただき、
賃貸にお住まいの方でも、スペースの確保や家具の配置見直しなど、できることで
今からできる対策をしっかり行っていきましょう!
このブログでは猫との暮らし・子どものとの暮らしをより楽しく快適にするための「家づくり」について発信していきますので、よかったらまた遊びにきてください^^
それではまた!
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