こんにちは注文住宅で狭小3階建を建てた、まだらと申します。
間取りやデザイン、細部に至る所まで自分の好きなように建てられるのが「注文住宅」の醍醐味ですよね。
その中でも特に私が「注文住宅」に絶対、取り入れてほしいと思っているのが
「ニッチ」です。
・おしゃれ ・機能的 ・場所を選ばず作れる(構造的に不可能な場所を除く)・安価に作れる
といったメリットがたくさんあり、オリジナリティを高めることができるニッチ。
これから家を建てるなら、ぜっっったい、取り入れてほしい!
今回は、そんなニッチについてご紹介していく記事になります。
~この記事を読んだら分かること~
・「ニッチ」とはなにか
・便利で機能的なニッチ
・デザイン性が良いおしゃれなニッチ
・これから新築を建てられる方のニッチアイデア
それでは早速みていきましょう!
1.そもそもニッチとはなに?
『ニッチ』とは、英語で「niche」と表記され、元来は「巣窟」といった意味をもっています。
そこから「くぼみ・隙間」といった意味も付け加えられていき、
建築用語としては「家の中の壁の一部をくり抜き、できた空間・くぼみ」のことをさします。
この空間を有効活用して、インテリアを飾ったり、収納として活かすなどして、様々な用途で家づくりの質をあげてくれます。
ただし、壁をくり抜くのにも限度があるので、基本的には構造上問題の無い柱と柱の間に、奥行150~100mmくらいまでのものが作られることが多いです。(もちろん、もっと薄いニッチでもOK)
形・サイズは決まっているわけではなく、正方形から、R型、縦長横長と自在です。用途に合わせてお気に入りの形を見つけてみて下さい。
2.こんな使い方がある!面白いニッチ
ニッチについて分かってきた所で、私がこれまでいろんなお家を参考に見てきた中で、「このニッチ面白いな、便利だな」と思ったものを紹介します。
こんなニッチつくってみたいにゃ~
と思ったら、早めに設計士さんにご相談ください。ある程度確定している図面だと、修正が困難な場合もありますよ。
①スパイスニッチ
キッチンの腰壁部分に設ける、調味料用のニッチです。
キッチンの上はどうしても物で溢れやすいので、スパイスニッチがあればスッキリ整って美しいですね。
下味をつける・火にかけながら味付けをする、どんなパターンでも使い勝手がいいように、作業スペースとコンロの中間地点に設けるのが良いのではないでしょうか。
②ティッシュニッチ
その名の通り、ティッシュを置くためのニッチです。
生活必需品のニッチをおしゃれに収納できるのは嬉しいですね~。ダイニングテーブル近くのキッチン腰壁にティッシュニッチを少し大きめに作ってあげて、ティッシュだけではなく醤油や爪楊枝など、ダイニングテーブルに欠かせない物たちを一気にまとめられるのはとても便利だと思いました。
我が家は腰壁がなくて採用できませんでしたが、ティッシュニッチは洗面台につくりました。
洗面台の作り方はこちらも参考にしてみてください。
③マガジンニッチ
雑誌を置くようのニッチです。
感覚的には、「しまう」というよりも『ディスプレイする』に近いです。雑誌のサイズにくり抜き、固定バーを取り付ければ、雑誌の表紙を向けながらおしゃれにしまうことができます。
こちらも我が家は採用しました。
一応、マガジンラックとして作ったのですが、タブレットやPC、ノートや日記などもしまっておけるのでとても便利です。
④インテリアニッチ
小物を飾る、インテリア専用のニッチです。
玄関や、階段の登る途中、踊り場、リビングの一部など、場所を選ばずに、好きなところにつくってみましょう。
季節の物を飾るも良し、ハンドメイド作品をおいても良し、コンセントを設置してライトアップ・間接照明としても使えます。
ニッチには、つい「何を置く」というのを考えてしまいがちですが、
ニッチそのものにアクセントクロスいれたり、タイルを貼ったりすることもできるので、色んな楽しみ方ができます。
予算がゆるせば、もっとたくさんインテリア用のニッチをつくりたかった!
⑤スリッパニッチ
スリッパをしまうためのニッチです。
来客が多いおうちは、サッとスリッパを出しやすくなるので便利です。
固定バーをつければずり落ちません。玄関ホールにあわせて「横長」につくったり「縦長」につくったりしてみてもいいと思います。
⑥トイレットペーパーニッチ
トイレットペーパーピッタリの高さに作って、横1列にトイレットペーパーをズラッと並ばせます。
一目見て残量がわかるし、棚にしまう手間もはぶけて、交換も楽々ですね!
トイレットペーパー意外とかさばるので、ニッチにしまってしまうのもアリです◎
うちも予算が合えばやりたかった・・・!
⑦タオルニッチ
タオルも結構かさばって、場所とるんですよね。
しかも、毎日毎日、畳むのもめんどくさい。
そんなズボラさんにピッタリなタオルニッチ。いつも使っているバスタオルを「くるくる」っと丸めて、タオルニッチにおしこむだけ。固定バーで支えます。取り出しもラク。
数ある機能ニッチの中でも、タオルニッチは激推しです。
我が家も、採用済みです!詳しくはこちらで紹介しています。
⑧リモコンニッチ
リビングには給湯器のスイッチや照明スイッチや、インターホンなどたくさんありますよね。
それらのスイッチを一か所にまとめて機能的に仕上げるのがリモコンニッチです。
リモコンニッチを作る時は、動線が重要なので気を付けてください。ただまとめただけでは、出掛けるとき、帰ってきたとき、寝るときなどのそれぞれの動線上にスイッチがない!ということになりかねません。
必要に応じて追加でスイッチをつくって、不便のないようにしてください。
我が家のリモコンニッチについてはこちらでも紹介しています。
3.ニッチの費用は?まとめ
以上、おすすめニッチを8選、ご紹介しました。
気になる費用についてですが、
ニッチ1か所数万円単位のオプションになることが多いです。(我が家は1箇所1.7万円でした)
1.7万円、私は正直安いと思いました。狭小住宅で、棚を置くこともしぶってしまうような空間に、壁をくりぬいてそれが棚になったりするなんて・・・、1.7万円で!?お得すぎる!と思いました。
棚を買い替えたり、組み立てる労力があったり、粗大ごみ料金もあったり・・・って、結構大変。
ただ、塵も積もればなんとやらで・・・必要な箇所を選定してニッチを取り入れていく必要はありそうです。
今回のアイデア集をもとに、気になるニッチ・取り入れてみたいニッチのビジョンは見えたでしょうか?
次回は、実際に採用した我が家のニッチについてご紹介していきます!
それではまた!
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