賢い収納の仕方~収納率~

家づくり

こんにちは♪ 狭小3階建に暮らしているまだらです。

注文住宅を建てるにあたり、特に我が家のような狭小住宅では

「こんなにウチ、物あって、収納足りるの?」

と不安になってしまいました。

間取り作成の時にも散々悩んで、まだ足りない、まだ足りないと言いながら付け加えていった収納たち。

これらが本当に適切な収納量で、足りているのか?ということを調べるために、

今回「収納率」というものを使って数値化をしてみました。また、収納率×どんな要素が収納力を高めてくれるか考察していきます。

まず、収納率とは?

そもそも、収納率とは家の中でクローゼットのような「床から天井まで」収納として使える部分が、家面積に対して何パーセントあるか計算したもの。およそ10%~15%くらいまでが理想の収納率と言われている。

ただし、収納は多すぎると逆に部屋がせまくなってきてしまうので、15%以上はこえないようにするというのも一つの目安になる。

収納率計算してみた

我が家の収納

・玄関収納(お出かけ・ペット・防災用品など)・・・0.75坪

・WIC・・・・・・1.57坪

・脱衣所収納(下着・靴下・パジャマ以外にアイロンや暖房器具なども)・・・0.17坪

・リビング収納・・・・・・0.09坪

・パントリー・・・・・・0.12坪

・トイレ収納・・・・・・0.17坪

・納戸・・・・・・0.77坪

・子ども部屋WIC・・・0.65坪

・階段上収納(床からはないので半分にして計算しました)・・・0.06坪

・リモートワーク部屋・・・・・・0.49坪

・寝室クローゼット・・・・・・0.42坪

合計5.26坪。延床35坪なので、(5.26÷35)×100=15.02857…

ピッタリ15%でした! 目で見えるより、意外とあるんだなと感じることができてまずは安心。これから家を作られる方、間取り作成中の方は間取り確定前にぜひ一度収納率計算してみてください。

既におうちに住まわれている方も、参考として計算してみるのはアリですよ!10%を下回るようであれば、壁面収納や棚を買い足すなどできますね。

ということで、収納率について触れてみましたが、勿論「収納率」という数値だけにこだわっていては意味がありません。どんなに広い収納を設けていても、「使い勝手」が悪ければもはやそれは収納として機能を果たしていないです。収納を設けるために必要な考え方を見てきましょう。

収納率だけじゃだめ?収納を考える上で必要なこと

1.手が届くか

我が家のような注文住宅の場合、枕棚の高さや造作カウンターの高さなど1cm単位で指定することができることが多いです。トイレットペーパーを置いておくカウンターを便器の上につくるとか、ですね。うちもやりました。設計時に実際にメジャーを使って自分の手が届く高さを考えて作りますが、その後はほぼ触れずに、高さ何cmにしたか忘れ、実物が出来上がった頃に「あれ・・・こんなに高かったっけ」って思うかも。(うちはそうだった)

メジャーではかるだけだと縦ラインしか見えてこないので、できれば段ボールなどで立体に見えるようにつくってみましょう。奥行まで再現するのがポイントです。背が高めの棚は、とりあえず手前だけ届ばいいと思いがちですが、奥に物が入り込んでしまった、年を取って手を伸ばすのが大変、掃除が手が届かないなど弊害が多いです。 なるべく実物に近い状態でシミュレーションしてみてください。

2.出し入れしやすいか

1の手が届くか、ということも関係がありますが、出し入れなので棚と棚の間も確認しましょう。あまり狭すぎると、収納用のボックスが入らない!というトラブルが起きます。事前に使いたい箱(我が家はニトリや無印のラタンボックスをはじめから狙いました)のサイズを確認し、それにあわせて縦横奥行きの寸法をはかるといいですね。

3.家事動線から外れていないか

どんなに容量たっぷりで、使い勝手の良い収納でも遠い場所にあったり、毎日使うのに変な位置にあったら当然ストレス。間取りを作る際には、1日の流れを意識して動線上に収納をつくるように考えていきましょう。

例えば、洗濯物。ベランダで干して、取り込んで、どこまでしまいに行きますか?階段の上り下りは極力減らしたいですよね。ベランダや室内干しの近くにWICやファミクロをつくってあげられると毎日服をしまうのが楽になります。

また、人気のSIC。ウォークスルーにするか、しないかでまた動線が変わってきます。ウォークスルーは使い勝手はいいかもしれませんが、ある程度の面積も必要になってきます。お客様用と家族用で本当に分ける必要があるのか、下駄箱だけでも事足りるのではないか、毎日の靴の出し入れや脱ぎ履きから、自分たちにとって何がBESTかを考えられると◎。

4.仕舞いたい物のイメージをする

その部屋・その収納に何を仕舞う可能性があるのかイメージすることが大切です。

クローゼットの枕棚に布団を仕舞うのであれば、枕棚をたっぷりとっておくということが事前にできます。我が家は、寝室の枕棚をD600まで広げました。(元は450くらいだったと思います)

子ども部屋については、しばらくはおもちゃがメインになるので収納だけだと勿体ないと感じたため、おもちゃを仕舞う場所兼、秘密基地のようなイメージでWICに遊び心のある入り口を設けました。

R垂れ壁が入口になっていて、四角い部分におままごとのキッチンをおけるようにくり抜いています。

おままごとキッチンでなくても、本棚をおいたり、おもちゃ箱を置いたりと、可能性は無限大です。

まとめ

・間取り作成時には「収納率10%~15%を目標」に取り入れてみて!

・収納率だけにこだわらずに、実際の使い勝手や日々の動線から仕舞い方、場所にも工夫を!

後悔しないように、上記を参考に収納の間取りつくってみてくださいね♪それではまた^^

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